【 Rapyuta Robotics について】
Rapyuta Robotics(ラピュタロボティクス株式会社)は、2014年にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)のスピンオフとして設立されたロボティクス企業です。「Empowering Lives With Connected Machines(マシンとマシンを繋げ、人々の生活を豊かにする)」をビジョンに、3K業務の自動化を通じて、人がより知的で創造的な仕事に挑戦できる社会の実現を目指しています。累計調達額は約106億円で、クラウドロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」を中核に、メーカーや機能の異なるロボットを共通基盤上でつなぎ、群制御AIによって複数台の経路計画やタスク配分を最適化するソリューションを提供しています。
物流領域では、ピッキングアシストロボット、自動倉庫、自動フォークリフトなどを同じクラウド基盤上で連携させることで、既存倉庫でも大規模工事を抑えつつ、生産性向上と柔軟な自動化を実現しています。
【主要ソリューション(受賞実績あり)】
- ラピュタPA-AMR(ピッキングアシストロボット):ピッキング生産性を約2倍に向上し、国内シェア約7割を獲得(2023年グッドデザイン賞受賞)
- ラピュタASRS(自在型自動倉庫):作業生産性最大約10倍、保管効率最大2.5倍を実現(2024年グッドデザイン賞 金賞受賞)
- ラピュタAFL(自動フォークリフト):パレット搬送を自動化し、高精度自己位置推定により既存倉庫にも柔軟に導入可能(夜間無人稼働にも対応)
【期待する役割】
今回募集する Logistics Consultant は、最先端の Rapyuta ASRS の導入を成功に導く、物流ソリューション設計の責任者となるポジションです。
Rapyuta ASRS は、従来の自動倉庫が抱えていた「高コスト」「大規模工事が必要」「レイアウト変更が難しい」といった課題を解決するために開発された、新しいコンセプトの自動倉庫ソリューションです。
- 柔軟性と低コスト:据付時にアンカー固定工事が不要な独自のブロック構造(ガラス入り樹脂)を採用しており、既存倉庫の柱や梁を避けながら、稼働を止めずに段階的に導入できるという高い柔軟性を備えています。また、移設・拡張・縮小も容易なため、中長期的な事業リスクに配慮した投資判断が可能です。
- 高パフォーマンス:高度な群制御AIと、業界最薄クラスの小型ロボットによって垂直方向の空間を最大限に活用し、最大10倍の生産性と2.5倍の保管効率を実現します。
- 受賞実績:こうした革新性が高く評価され、2024年度グッドデザイン賞金賞(ベスト100)を受賞しています。
Logistics Consultant は、このような特長を持つ Rapyuta ASRS を武器に、顧客の複雑な物流・経営課題を深く分析し、高度な群制御AIと柔軟な構造設計(アンカーレス、モジュラー構造)を最大限に活かしたデータドリブンな提案を行います。その結果として、顧客の業務効率化や空間活用を大幅に向上させる、非常に重要な役割を担います。
お客様に投資対効果を十分に理解していただき、不安を払拭し、確実な成功へと導くためには、高精度なシミュレーション技術を駆使した提案力が欠かせません。多様な業界の物流現場に関わりながら専門性を高めると同時に、社会全体に対して持続可能な価値を提供できるポジションです。
【職務内容】
ソリューション提案・設計(データドリブンな導入計画)
- 物流課題の分析とROI設計:顧客の現場を訪問し、物流フロー、作業効率、物量波動(ピーク/オフピーク)などの現状データを詳細に分析することで課題を特定します。そのうえで、ASRS導入による具体的なROI(投資対効果)を算出し、数字に裏打ちされた改善策を提案します。
- 高精度シミュレーションの実行と検証:顧客データに基づき、ASRSロボットの最適台数、最適な棚の高さ(最大13層対応)、スループット、エレベーターの配置などをシミュレーションにより検証します。これにより、提案内容を視覚的かつ直感的に理解してもらえるよう説明します。
- ソリューション設計:「Rapyuta ASRS」の自在な形状特性と群制御AIの強みを最大限に活かし、顧客が利用する既存倉庫の制約(柱、防火区画など)や運用要件を踏まえた最適な作業フロー、保管システム(最大2.5倍の保管効率)、ピッキングステーションのレイアウトを構築します。
- 上位システム連携設計:さらに、WMS(倉庫管理システム) や ERP など、既存システムとのインターフェース設計や、API/CSVといったデータ連携方式の要件定義を行い、システム統合にかかる手間やリスクを最小限に抑えた提案を支援します。
導入支援・プロジェクト推進
- 要件定義とUAT設計推進:提案内容を実現可能な計画へと落とし込むため、Field Sales や Business Analyst と連携しながら詳細な要件定義を行います。また、導入時のUAT(ユーザー受け入れテスト)の設計と実施を主導し、安定稼働に向けた最終確認プロセスを整えます。
- 運用ロジックの設計:導入後の運用フェーズを見据え、棚の在庫配置の最適化や、群制御AIのパラメータ調整を含む運用ロジック設計に関わります。これにより、現場で最大限のパフォーマンスが発揮されるよう支援します。
- 現場への技術・安全面の橋渡し:アンカーレスのブロック構造とはいえ、設置に伴う現場調整や安全対策(例:フォークリフトとの導線分離)、サーバー機器の設置要件(温度管理、スペース確保)など、技術的な導入条件を現場に正確に伝えることが重要です。導入チームと顧客の間に立ち、技術面・安全面の橋渡し役としてスムーズなプロジェクト推進を支えます。
チームの成長と知識共有
- 社内トレーニングと知識共有:プロジェクトの過程で得られた、物流業界特有の課題や ASRS/WMS 連携に関する知見を整理し、社内のエンジニアや Sales メンバーに体系的に共有します。これにより、組織全体のソリューション提案力・技術理解の底上げに貢献します。
- ベストプラクティス開発とプロダクト改善:各プロジェクトで得られた学びや成功パターンを文書化し、導入の「勝ち筋」としてベストプラクティスを蓄積します。さらに、現場からのフィードバックをもとにエンジニアリングチームと協働し、プロダクト(ASRS、rapyuta.io)の機能改善へと還元していきます。
Requirements
必須要件
- 3~5年以上の物流業界での実務経験または ITプロジェクトマネジメント実務経験
- マテハン導入に関わる業務設計、改善経験 またはWMS I/F設計経験
- 高い日本語能力(読み書き、交渉、議論)
望ましい要件
- WMS開発、設計、要件定義、導入経験
- ロボットメーカーや物流自動化領域での勤務経験
- 英語でのコミュニケーション能力(社内関係者との連絡調整)
Benefits
- 最先端のテクノロジーによる自社開発の製品
- 先進的なツールを使用した効率的な業務環境
- 多様な国籍(20ヶ国以上)の社員で構成されるグローバルな就労環境